Spring Bootの新規プロジェクトをGradleで作成して、Hello Worldと出力するREST APIを作成します。
Springの公式ページにクイックスタートガイドがあったのですが、Mavenプロジェクトでした。
そこで、Gradleでプロジェクトを作る場合のやり方を説明します。
Gradleプロジェクトの作成
start.spring.ioにて、Webプロジェクトの作成ができます。
Gradleのプロジェクトを作成するので、設定値は次のようにしました。
- Project: Gradle Project
- Language: Java
- Spring Boot: 2.6.2
- Project Metadata: PackagingをWar、そのほかはデフォルト
“GENERATE ⌘ + ↩︎”をクリックすると、プロジェクトのzipファイルがダウンロードされます。
zipファイルを回答して、プロジェクトのディレクトリをお使いのIDEで開いてください。
コードの修正
src/main/java/com/example/demoにあるDemoApplication.javaを書き換えて、REST APIで”Hello World”と出力するようにします。
package com.example.demo;
import org.springframework.boot.SpringApplication;
import org.springframework.boot.autoconfigure.SpringBootApplication;
import org.springframework.web.bind.annotation.GetMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RequestParam;
import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;
@SpringBootApplication
@RestController
public class DemoApplication {
public static void main(String[] args) {
SpringApplication.run(DemoApplication.class, args);
}
@GetMapping("/hello")
public String hello(@RequestParam(value = "name", defaultValue = "World") String name) {
return String.format("Hello %s!", name);
}
}
これで、http://localhost:8080/helloをブラウザで開くと”Hello World”が表示され、クエリパラメタに?name=Taroと指定すれば、”Hello Taro”と表示されます。
Gradleで実行
プロジェクトではGradleラッパーを使用するので、Gradleをインストールする必要はありません。
.
├── gradlew
├── gradlew.bat
└── gradle
└── wrapper
├── gradle-wrapper.jar
└── gradle-wrapper.properties
バッチスクリプトとシェルスクリプトを使用して、インストールせずにGradleで実行できます。
Spring Bootを起動するには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
./gradlew bootRun
実行したら、http://localhost:8080/helloをブラウザで開いてみましょう。
“Hello World!”と表示されればOKです。
クエリパラメタでnameを指定すると、Worldの箇所が指定した文字列に変わります。
指定の仕方はこんな感じ
→http://localhost:8080/hello?name=Taro
止めるときはターミナルでCtrl + Cです。
以上。
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